2004年04月22日

■「自己責任」発言は罠だ

自己責任を問う議論には正直参加したくなかったけど我慢の限界・・・世論が向かってほしくない方向に進んでしまってる気がしてしょうがないと言うのも理由の一つ。

まず議論に参加したくなかった理由と言うのは、この「自己責任論」を真面目に話し合っても有意義な答えが出るとは思えないから。別に意味が無いとは言ってない、ただこの話題は現在のイラク情勢に相応しくない気がすると言う意味で

「ちょっと待った!」と言いたくなるのさ。

少し大袈裟になるけれど、政治が人間社会に登場した当初から「個人」と「社会」の関係について繰り返し議論されてきてる。それで今回の自己責任論も最終的にこれと同じジレンマに達すると自分は思う。

個人あっての社会か、それとも社会あっての個人か?これをどの立場で見据えるかによって政治システムは大きく変わってくる。これは政治家のあいだでは常に熱く議論されているもので、意見がずれてくるところでもある。まぁ要するに自己責任というものを追求するという事は今の日本の政治システム自体を追求する事にもなるという事を言いたい。

ここまで読んで「それじゃあ、自己責任についてとことん議論したほうがいいじゃんさ」と思うかもしれない。

実は俺もそう思う(爆)

普段はそう、でも、今回は少し状況が違う

江川紹子ジャーナル

でも書かれているように、今まで個人がこのようなことに巻き込まれても自己責任を政府のほうから求められた事はほとんど無い。よって政府が自己責任をいきなり出してきたのにはそれなりの理由があると考えるのが普通だと思う。さらに、俺はイラク問題に対しての政府の政策議論の反論が確実に弱まってしまった、そんな気がしてならない。これは危険だ。

小泉総理は今回の事件に良く対処したと言う事で支持率が上がっているとの話。何でそうなる?日本がした事といえば犯人宛のビデオ作製と、選挙間近なアメリカが もともと避けたがっていた ファルージャでの衝突についてアメリカ側に停戦を求めただけ。これが小泉政権の功績?

「イラクに残りたい」と言う発言を無責任と言う人がいる。でもこの発言は心理学的にも理解できるものと言うことを誰か発言しただろうか?緊迫した状況の中でも犯人側に同情する人はたくさんいるし、信じられないような話だが、人質とテロリストの間で事件をきっかけに交際するようになり最終的に結婚する例もある。こういう個人の感情について社会全体が無責任だ、無責任じゃないと反応してどうする?

今もっとも必要な議論はそんなんじゃない・・と、だから俺は思う

今回の事件で迷惑した人はたくさんいるだろうけど、今イラクでは毎日何人もの人が殺されている。それは比べ物にならない。しかも、いろんな意味で無理のある地域に自衛隊を派遣するということは、政府が純粋にイラクの人々を助けたいと思ったためではないということ。政府自ら自主的に首を突っ込んだ国際事情と言う事を忘れてはだめだ。自衛隊の援助を必要としている地域はそこらじゅうにある、イラクが注目されているからって他の地域がどうでも良い分けが無い、政府は人道的支援という旗を自衛隊が掲げて世界貢献することを望んでいるんだろ?ならば政府はその活動をしやすくするための地盤を作るべきだ。

日本には人種差別に対する法律が無い。また、日本は先進国の中で圧倒的に難民を受け入れる事が少ない。国内に居る「違う人種の人」や「外国人」、助けを求めに来てる「外国人」すら助けれてない日本政府に果たして海外に居る「外国人」を本気で助ける気はあるのか?

政府がやっている事の順番が違うのは目に見えてる、メディアは、新聞は、国民はなぜそのことをもっともっと追求しない?

自衛隊は頑張ってイラクの人たちのために働いてる、ボランティアに従事している人たちもだ。

じゃあ政府は?

悪いが政府は自衛隊の活動も妨げているし、個人レベルの支援活動も妨げている。

「自己責任」発言はこの議論を押しつぶすための政策だ、それ以外に何がある?


ちなみに、今政府が検討している請求金額は一人10万以下らしい。これを「やさしい」ととるか、それとも「経済大国ニッポンの政治家サン、見せしめで請求してない?」ととるか・・・。


posted by とうごサン at 05:08| ロンドン ☔| Comment(17) | TrackBack(10) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月15日

■人質解放

らくだサン有難うございます。

記事を投稿してから気付きました。とりあえず良かったです。2人のジャーナリストも無事だといいんですが・・・。
posted by とうごサン at 22:03| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■人質5

 
複数の日本のNGOなどに15日、イラク国内で日本人のジャーナリストの男性2人が武装グループに拘束された、との情報が入った。NGOに届いたメールには、2人は「ヤスダ」と「ワタナベ」という。外務省邦人保護課は確認を急いでいる。



これが本当ならば、政府はますます何もできなくなってしまう。今はただ情報を待つのみ。 
posted by とうごサン at 08:52| ロンドン | Comment(6) | TrackBack(0) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月14日

■意見が集う場

iraq_rachi_blog というのが今回の人質事件関連の意見が載っているBlogを総まとめで紹介している。

http://pwiki.chbox.com/news/pukiwiki.php?iraq_rachi_blog


自衛隊撤退派&一時引き上げ派
自作自演・陰謀論派
自衛隊撤退反対派
経済関係
ネタ
その他&未分類

というように一応部類分けをしているが、判断基準に対する批判もあるという事で皆さんも鵜呑みにしないように。

ちなみに、とうごサンの独り言の記事は「その他&未分類」になってる。「制服変えましょう派」作ってくれないかなぁ〜なんて(ムリ)何はともあれ「その他」でよかった。これ選んだ人しっかり読んでくれたみたいで感謝です。
posted by とうごサン at 00:48| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月12日

■人質4

非政府組織World Peace Now はイラクの民主化グループと連携して犯行グループと接触し以下↓を主張:

「犯行グループは、ファルージャで3人を解放する方策を探っているが、米軍の攻撃で阻害されているだけで、解放声明はまだ有効だ」


これが事実だと本当にいいんですが・・・。

World Peace Now を始めとするNGOの精力的な活動には感服します、また、俺はこの団体からの主張を全力で信じたい。とはいえ、情報源がまだ曖昧すぎるというのも事実。米国の攻撃を阻止するための戦略かもしれないという疑惑も捨てきれないのも苦しい。本当なら第三者の早急な確認が必要なのだが・・・・それも状況が状況なだけに無理なのかもしれない。ここは個人の判断で決めるしかなさそうですね。



東京近辺で可能な方は
4.12今日夜、国会へ 18:00-19:00 衆議院議員面会所
 
-->首相官邸前、WPN主催で自衛隊撤退、人質解放要請行動をするそうです。

興味のある方は、一晩中いる予定らしいので 応援してみたらいかかでしょうか。
posted by とうごサン at 19:41| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■試される日本の政治

イスラム戦士軍団の人質解放声明文を読んでから「無事解放」という言葉を待った人は多かったのではないだろうか。ただここにきて状況は一転。ご存知の方も多いだろうがまず、逢沢一郎外務副大臣がファルージャを訪問、米軍による「残虐行為」と「大虐殺の現場」を目撃し、謝罪するよう、又、自衛隊撤退を再度要求。

これに応じない場合は24時間で一人を殺害、その後は12時間ごとに人質を殺害するとのこと。

この理由に対して毎日新聞は:解放方針を発表後、組織内や関連部族内から「無条件で人質を解放すべきでない」という厳しい突き上げがあったためとの見方が強い、と記事にした。


自分もこの可能性が高いと思う。理由は一時は解放声明を出しておきながらそれを撤回、さらにファルージャを訪問しろとの要求が加わった点だ。

厄介だ。

というのもここにきて急に「イスラム戦士軍団」から「関連部族」というようにこの人質事件に関わる「登場人物」が増えたということ。別の言葉で表現するのならば交渉を誰とすればいいのか不明瞭になっている可能性がこれまた高いということだ。

スリランカの話でも少し触れたが、平和的解決に向けた交渉をする上でこれは致命傷だ。相手に交渉した内容を実行に移すリーダーシップがなければ交渉する意味がなくなってしまうからだ。これは対テロ戦争にも共通する事で、政府は少数グループ一つ一つと交渉しなければならない状況に陥り、それは要するに不可能に近いということを意味する。テロに対して圧倒的な軍事力で完全に押しつぶす強硬姿勢を示しているのもこう言った事を背景にしている。

話は少しずれたが、要するにここは内部がまとまらないとこっち側も手が出せないという状況になってしまっている。政治交渉はほぼ意味をなさない状態かもしれない。ここからは関わっているイラクの人々それぞれの日本に対するイメージが人質の安全を左右するのではないだろうか、と思う。ただ、だからといって政治的解決策を考えないのは愚かだ。


「逢沢一郎外務副大臣(現地対策本部長)は人質となっている邦人三人がイラクに向かう直前まで滞在していたアンマン市内のホテル二カ所を訪問、支配人らから三人の出発前の様子などを聞いた。」(東京新聞)


訪問は政治パフォーマンスでしかない、理由は彼がホテルを訪問したからって人質がどうにかなるわけではないからだ。少々苛立つ。やれる事がなくて暇なのか?それでも俺なら常に指示を出せる部屋で待機する、最後まで頭を使って解決策を考える。それが責任を持つ人間の唯一出来ることだろ?一分一秒を争う事だってあるんだ!!


追記:

指揮が乱れている、内部で意見が一致しなくなっている状況とは、ストレスやプレッシャーが影響しているともいえる。ようするにそれだけファルージャの状況が悪いのかもしれない、と思った。
posted by とうごサン at 04:07| ロンドン ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月11日

■報道各局に物申す

Peace Event Calendarサンにて各メディアへの連絡先がわかります。

http://peace-event.seesaa.net/article/102492.html

人質の被害にあっている3人のご家族の方々もメディアに完全放送するよう要請しています。限られた時間しかありませんが、最後まで一人一人このことの意味を深く考え、一言でも連絡してくれたらきっと反応はあると思います。

私達一人一人の意見がどうのこうの言えるのも現実をなるべく真実に近いかたちで「知る」事が前提です。本来このような要請をメディアにしなくてはいけない状況と言うのはあってはいけないものだという事もおわかりいただけるでしょう。

過去の過ちから私達は何も学んでいないのでしょうか?
posted by とうごサン at 00:33| ロンドン ☁| Comment(13) | TrackBack(3) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月10日

■イラク人質事件(英語版のニュース)

らくだサン 有難うございます。
日本でも映像が流れているという情報が少しずつ入ってきてますが、ここで一応アドレスを紹介します。これはヨーロッパで流れていたものですね。

http://stream1.euronews.net:8080/ramgen/bulletin/bul-bulletin08s-en.rm?usehostname


posted by とうごサン at 11:18| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■アメリカはフセイン政権より憎い?(イラク情勢)

Signs That Shiites and Sunnis Are Joining to Battle Americans

(April 9, 2004 New York Times International)

ニューヨークタイムズでスンニ派(少数派でフセイン政権下で力を握っていた)とシーア派(イラク国民の大多数)が様々なところで手を組み団結し始めているという証拠が出てきたという記事が記載された。

フセイン政権下では敵であったとされているこの二つのグループが対アメリカ戦線で協力をし合っている。その意味を検討してみたい。


アメリカはフセイン政権よりも憎い?

これは当然考えなくてはいけないことだ。イラクから約束どおり撤退すると英米軍が公言しているにもかかわらずこのような事態になるということは、アメリカ軍の指揮にだいぶ問題があるのではないかと思わざるをえない。

そこで何がいけないのか?なんでそこまでアメリカは嫌われるのか?いくつか理由をあげてみたい。

原因1 
まず、真っ先にあげられるのはアメリカもかかわる歴史的要因だろう。湾岸戦争前のアメリカの敵はイラクではなく隣のイランだった。当事イランは革命によって反西欧文化、反資本主義というスローガンを掲げていたため、アメリカは石油のあるイラクや他の国が攻撃されるのではないかと警戒していた。その関係でイラン・イラク戦争が勃発したときもアメリカは迷いなくフセイン政権を支援する事になる。このとき化学兵器をフセインが使用しているというメディアの報道にも耳を貸さず支援は続いた。イラクの人たちはこのことを知っている(衛星放送などで)、よって今回のアメリカの侵略に対してもいい思いをしていない。
この流れでもう一つ。イラクの西側にはイスラエルがあるここでのアメリカの政策についてもイラクの人たちはよく知っているのだ。化学兵器、核兵器両方とも所持している事がわかっているイスラエル軍に対してアメリカは見て見ぬフリ、アラブ系パレスチナ人が殺されているのを見ているだけに反イスラエル反アメリカ感情があってもおかしくない。
よってアメリカに対して信用がほとんどない状況とも言える。

原因2
当事の侵略目的の化学兵器、大量破壊兵器、中長距離ミサイルなどが見つかっていない。
よって、フセイン政権(正しい)アメリカ(間違い)ということに。

原因3
侵略のしかたに問題がある。以前記事(笑い事ではない)でもふれたが、アメリカの異国文化に対する認識の低さがまずあげられる。他にもアメリカ兵が行なっている夜のオペレーション(夜中に少数部隊が家宅捜査、犯罪者とされる人間の逮捕をしている)はイラクの人たちに非常に嫌われている、間違いも多くあるからだ。捕まえられた人々は頭から袋をかぶらされ手足を縛られじっとするよう命令される。

原因4
侵略する上での計画性がなかったこと。無職の若者人口が急激に増えこれに対処できてないのが現状。歴史的にもこの状況はとても危険だ。しかも戦後まだまもなく武器がそこらじゅうで出回っているため、デモなどがエスカレートする事がよく起きる。
この問題は新権力(アメリカ)への期待を裏切ってしまうということ、また、一触即発という状況を作るという意味で、紛争後開発援助でも重要項目のうちの一つだ。



とりあえずこんな感じだろうか。スンニとシーアの団結はまだ始まったばかりだという。本格的に協力を始めてしまうと今より悲惨な状況になりかねない。アメリカ=日本、日本=アメリカとますます見られるようになる、人質をアメリカ兵が助ける事があればさらにだ。
もう日本はアメリカと最後までともに歩む事を決めてしまっているのだろうか?それともまだ日本という国としてのカードが残されているのだろうか?
posted by とうごサン at 05:39| ロンドン ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タワタリさんの独り言(自衛隊派遣について)

彼もまた高校の同期。この記事は3月26日に別ページで意見を交換していた時のものです。


自衛隊派遣について。

まず始めに結論から。
僕は今回の自衛隊派遣については「どっちともつかず」ですね。一番曖昧で卑怯な意見になるのかもしれないけど、とりあえず中間です。というのも賛成の要素と反対の要素が僕の中で混在しているからです。

賛成の要素としては、やはりイラクの復興のために支援は必要だということ。それなら民間支援でもいいじゃないかという意見もありますがそれは後々でもいいことで、やはり初期段階では自衛隊のような圧倒的な機動力を持った団体が必要だと思うのです。

反対の要素としては、実はこっちの方が多いですが

@そもそもこの戦争自体がアメリカの独走であり自衛隊はアメリカの尻拭い感が否めない。その前に日本政府も戦争に賛成するな、と。今の状態だと完全に自衛隊は政治の道具ですね。

A派遣に当たって憲法第9条が問題になっています。(そもそも自衛隊の存在自体が昔から問題にされていますが)僕は自衛隊を派遣するに当たって憲法の解釈を変えて正当化しようとした政府のやり方が非常に危険なものだと考えてみます。なぜなら、解釈の仕方などそれこそ人それぞれ違うものであり言い出したらきりがないことなのです。僕が第9条を読む限りでは、もっとエスカレートした解釈もいくらでもできると思います。なので、解釈を変えて正当化するぐらいなら憲法を改正するべきだったと思います。今回のような支援が可能な憲法にです。時間がかかってもです。
誤解のないように申し上げますが、僕は憲法の改正を望んではいません。解釈を変えるぐらいならば、という意味です。

B自衛隊員に死者のでる可能性が絶対に0%でないという点です。首相は自分の息子を派遣させる勇気はあるんですかね。ないならヤメロと。もちろん自衛隊員がイラクの人を殺害する可能性が0%ではないことも無視できません。自衛隊は武装集団であり、「自衛=相手の殺害」なので。巻き添えも出るでしょう。


タワタリさん有難う。
posted by とうごサン at 02:48| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■人質3

こっちからだと日本の反応があまり分からないのですが、どうも報道規制の話はあまり変わってないみたいですね。

こっちの報道では 

1.今回の人質の件を始め他国の被害もうけ、急激にイラク情勢が別次元に突入したとのこと。

2.小泉総理には選択肢があまりないということ。

3.具体的にどう対処するだろう、といったようなことは記事にされてない。

ちなみに、読売のロンドン支部代表がインタビューに出て今回の事件に対する日本国民の反応と政府の反応を述べてました。彼女は今回の事件は日本人にとってとても衝撃的であり今後の政策に大きく影響するだろう、ただ 政府は自衛隊を撤退される事は無いだろうと述べてました(福田官房長官の話も含め)。

CNNとかで映像が流れてないというのは(憶測ですけど)海外の場合こういう報道はその日に衝撃映像を流し後は編集したやつを流すといった形が普通です。ただ、個人レベルで映像をネットで流している人はたくさんいます(日本にはそういう事をする人があまりいないような気がします)からネットで探す事はそれほど難しく無いです。今回の映像は流れているか今はわかりませんが。

日本の報道統制というのは充分にありうる話だと思います。ただ、政府から直接押さえがかかっているというよりも、どの局も映像を出す勇気が無いという表現のほうがあっていると思います(まずは様子を見よう、といった形で)。この背景には報道というものの根本的な西洋と東洋との認識の違いから生まれるものではないかと思います。一般市民のレベルでも報道の自由を守る様々な弁護士団体やNGOなどが常日頃から監視をしているのでこの差が生まれるのだと思います。あと労働組合も日本と比べるとだいぶしっかりしているので。


そう、彼らはとても勇気のある人たちです。自分のやっている事もあってけして他人事ではない。イラクに、直接の知り合いではないけど、名前を知っている人が何人も行ってるし、ここはしっかりとした日本政府の反応が無い限り同じ事が繰り返されるのではないかと非常に心配しています。


>こっちでの映像

まず3人が目隠しをされていて場面に向かって座らされてる。
それから一人一人床に仰向けに寝かされ、ナイフと機関銃を喉にあてられる(目隠しのまま)このとき始めて何を突きつけられているのか3人とも気がついたようであった。

このあと目隠しを取り3人とも同じ姿勢で座らされる。脅迫者は急にナイフを今井君の喉に突きつける(リンクした写真の映像)3人は恐怖のあまり叫び声をあげる、郡山(?)さんのヤメロという声が時々聞こえる。

ここからこっちのニュースでも、あまりにも強烈な映像のため映像を細切れにし音声だけを数秒間流してました。
posted by とうごサン at 00:17| ロンドン ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月09日

■人質の映像

HANAさん有難うございます。さっそくここでもリンクはります

http://tinyurl.com/2zcc5

↑だいぶ衝撃的な写真なので、ご了承を。
posted by とうごサン at 08:25| ロンドン ☀| Comment(16) | TrackBack(2) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■人質2

今、イギリスのチャンネル4ニュースで人質の映像を見た。本当に恐ろしい映像で、一緒に見ていた友達は泣き始めてしまった。しかしその報道の中で「日本では内容が不愉快という事で映像のほとんどを流してない」とも言っていた。信じられない。こんなのでいいのか?っていうかどこまで流しているのか誰か教えてほしい。

もし、映像のほとんどを隠しているような状況であれば、それは絶対に間違ってる。

日本の国民にも知る権利がある。3人の人質一人一人でかいナイフと機関銃で脅されている映像を絶対見るべきだ。恐怖のあまりに発した彼らの悲鳴を聞くべきだ!!そして今もう一度一人一人が考えるべきなのだ。

不愉快だ?そんなこと言ってられる状況で無いのは誰でもわかるはずだ。いい加減馬鹿にしないでほしい。
posted by とうごサン at 03:49| ロンドン ☁| Comment(49) | TrackBack(3) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■人質

日本人3人が人質に囚われた。

いつもこうだ。無実で一番弱い人が犠牲になる。俺は自衛隊の派遣を条件付で賛成だったが、その一つの条件とは自衛隊員の安全がある程度確保されているというもの。もう一つの条件と言うのは、自衛隊をはっきりと人道的支援団体として世界各国で援助活動を今後も行なうと言う事。

ただ、今回のイラク派遣には疑問が多々あり賛成ではなかった。

その理由の一つは、まずイラク派遣は人道的援助という概念でのオペレーションではなく政治的利益のためだからだ。もし自衛隊が人道的支援の概念で海外に派遣されるのならばイラク以外にも行くところは山のようにある。ここで小泉政権の何が何でもと言う姿勢は政治的意図しかない、この状況でいい人道的援助は出来るはずもない。人道的援助と言うのは いちろうサンが言ったような相手を死ぬ気で信じる「気合」が必要なんだ、そうしたら相手も少しずつ信じてくれるようになる、当初の目的が政治的でどこの誰が自衛隊を信じる?もう一つの理由がイラクの治安の問題だ。自衛隊派遣にOKが出た時は比較的イラクも安定していた(現在のそうな状況じゃなかったと言う意味で)それでもリスクはあった、そこがきになった。

ここで、現在の状況だ。爆発物の事件と3人の人質。

3人の人質は明らかに現政府の政策の犠牲者だ。家族の事を思うと何も言えなくなる。3人に何の望みがある?3日で自衛隊が撤退できるか?しかも自衛隊は彼らを助ける事すらできない。惨い話だが相手は本気で殺す、身代金を要求している犯罪者ではないからだ。要求が通らなければ、又人質をとり同じ事を要求するだけだから。現在多くのアメリカ人が犠牲になっているのと同じようにだ。

お世話になった先生の言葉を思い出す

「人間仕事を始めるには比較的勇気は要らないんだよ、一番試されるのは仕事を辞める時。このとき初めて自分の中に勇気があるか試されるんだ」

小泉政権はこういう状況も想定してたはずだ(してなきゃ困る)、だがどこまでその線を引き伸ばす?撤退させればもちろん小泉総理の政治人生はおしまいだ。3人の無実な人が犠牲になっても同じ。だがまだ確実に3人を助ける事ができる。 彼にはその勇気はあるか!?

自衛隊は戦争をしているわけではない ただ戦っている事は事実だ 現在戦線に立っているのは市民だが。 この勝ち負けすらないばかげた政治のゲーム、現政権は自らベトナム戦争日本版に陥る事を望んでいたのか?
posted by とうごサン at 02:38| ロンドン ☔| Comment(2) | TrackBack(7) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月08日

いちろうサンの独り言を読んで

基本的に いちろうサンと意見は同じです。また、すごくわかりやすく自分の意見を説明できるいちろうサンはやはり凄いなと思いました。内容について二点思った事があったのでここで。



「本来「国権の発動たる戦争」は国際法上「外交上の問題を解決するための、外交上の手段」の一つとして認められているものであって、逆説的に言えば、(対話などの)外交努力で済めばそれで良いとも言えるわけです。」

これは見逃しがちですけど重要な点ですね、イギリスでは毎日これについて議論をしてました。ブレアは「ありとあらゆる手を尽くしたが、サダムは大量破壊兵器を作ってしまった、しかも45分以内にそのミサイルを発射する事が出来る」と主張。知ってのとおり、この主張の情報にはかなりの問題があったけれど。
最終的にはサダムをナチと比べて「第二次世界大戦前はこのように勇気ある行動をどの国もとらなかったから、ナチスが力をつけるまで野放しにしてしまった」と主張。この議論自体には問題があると思うけど大事な点ではある。それは「どこまで外交という手段で物事を解決するべきなのだろうか?」という議論。先制攻撃というのもそこのラインの問題ですね。あとスイスの話は君もわかっていると思うけど回りに絶対に戦う敵がいたからこそ成り立ったものだよね。

「外交や国防というものを経済という見地から見れば、このような結論に極自然に至ると思っているんですけどね。」

同感、ただ戦争と経済の話をするときに忘れてはいけないのは軍事産業です。いちろうサンはここで日本という国を受身側として話を進めているけど、逆の場合はどうだろう?アメリカの軍事産業(+武器産業)は国民総生産の20何パーセントとかとてつもない金額です。日本は三菱重工などがアメリカとジョイントでかなり多くの潜水艦やらヘリコプター、戦闘機作ってるし、下請けの町工場にも鉄砲などの部品生産の発注とかもよくくる。軍事産業の科学技術は一般の消費者に出回るテクノロジーの15年先を行ってるとも言われてる、例えると15年前はまだポケベルですら新かった(よね?)その当事に現在の携帯の技術を持っていた感じです(あくまでも例えだけど)。同じ事が医療、科学でも当てはまるとの話。又、アメリカは4年に一度戦争をしなければ経済が持たないとも言われてる。このことからも現在の経済構造が戦争を必要としているのではないだろうか?という悲しい結論に至るのではないだろうか。「経済的に攻められる可能性が低い」「勇気ある行動をとらなくてはいけない」のではなく、「経済的に武器を使わないといけない」「敵を見つけなければならない」という構造になっているんじゃないのかな?とりあえずそういう可能性もあると思います。

以上です。いちろうサン有難う
posted by とうごサン at 21:37| ロンドン ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いちろうサンの独り言(自衛隊について)

高校からの友人、いちろうサン が自衛隊について語ります。次回は とうごサンも独り言ります。


自衛隊について:
あくまでも個人的な思いとして言えば、憲法第9条第2項の「前項の目的を達成するために」を削除して欲しいと思っています。

スイスやスウェーデンがとっているような「武装中立」ではなく、「非武装中立」が個人的理想です。

確かに現状を見る限り日本が自衛力としての武力まで放棄するということは極めて困難でしょう。ですので、私としてはなるべく早急に常設国連軍を作るべきだと思っています。これも現在の国連(汚職まみれ、大国のエゴむき出し)の現状では難しいことではありますが、国家の武装自衛権は、私にとっては個人が銃を所持する権利の問題とほぼ同じロジックで考えています。

相手を命がけで信頼するという「気合」みたいなものが憲法前文と9条の本当の意味だと思います。私はそういうのが好きですね。

国防を実現する要素が武力だけだというのはよくある誤解ですが、本来「国権の発動たる戦争」は国際法上「外交上の問題を解決するための、外交上の手段」の一つとして認められているものであって、逆説的に言えば、(対話などの)外交努力で済めばそれで良いとも言えるわけです。軍事力というのは外交力の貧弱な国家にとってより重要な意味を持つわけです。実際第二次大戦時のスイスの軍事力は、ナチスの侵略を防ぐには全く不十分であったにも関わらず、外交(だけでもないですが)によって自国の独立を維持しています。

一国の安全保障というものは明らかに軍事力だけに頼るものではないと思います。

たとえば東・東南アジアの国の中から、日本を侵略する国が現れる可能性は、一国を除いて実際には限りなく0に近いものです。
なぜならば、日本を占領したところでそうした国々には何も得るものがないからです。

他国を占領してまで国土を必要としている可能性がありえるのはシンガポールしかなく、資本や人的資源・技術的資源に関しては、現代において「占領」という手段によって獲得することはできません。むしろFTAなどの締結の方がはるかに有効な方法でしょう。

明らかに現在の東・東南アジア諸国の経済は市場としての日本抜きには成り立たず、日本を攻撃することは自分たちの首を絞める行為以外の何者でもないということは、各国指導者であれば誰でも知っています。

外交や国防というものを経済という見地から見れば、このような結論に極自然に至ると思っているんですけどね。

ちなみに日本の国防費には「1%ルール(GDPの)」というのが昔はあったんですが、このところはそれは既に死語になって久しいですね。年間5兆円の予算は「日本人の命の値段」としては安いように感じるかもしれませんが、例えば、2000年に(すみません数字がちょっと古いですが、すぐに調べあたったのがこれだったので。)日本が北朝鮮に対して行った食料援助の額は38億円で、防衛予算の0.07%ですね。

以前日米貿易摩擦や湾岸戦争のとき、米国内で「日本は安全をカネで買えば良いと思っている」といった意見がありましたが、
「国民の半数以上が、自身または家族の過労死を心配している」(読売新聞の世論調査)ほどに必死で働いて集められている税金(例えばですが)から出しているお金で安全を買うことに何も問題はないと思います。

う〜ん、ちょっと論点がずれてきてしまった気がするのでこの辺で一度しめますが、とりあえず私にとって自衛隊は「できればあって欲しくない」ものであって、納税者として見た「有効性」の見地からして「必要が無い」組織ですね。



いちろうサンどうも。付け足したい事あれば連絡を。編集します。
posted by とうごサン at 02:23| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月05日

激化するイラク

ここ何日かさらに状況が悪化しているような気がする。アメリカ人の残虐な死がメディアで報道されるなど、本当に悲しくなる話ばかり。

アメリカを始めとする各国の政府には何度となく失望したけれど、今日の新聞でもまた。

The Bush administration has received a warning from two senior senators that Iraq faces the possibility of civil war. (BBC News UK edition. Monday, 5 April, 2004, 08:22 GMT 09:22 UK)

要するに、アメリカを筆頭とする連合軍が予定通りに撤退をすればイラクは内戦状態に陥る恐れがあるとの報告をブッシュが受け取ったらしいのだ。

この内容に異論ない 俺もそう思うし。ただ 今頃そんなことに気がついてどうするの?と言いたくなる。

イラクの戦争が始まる前からこの事態を予測してた人は5万といる。権力構造はすんなり変わるはずがないし、変えたとしてもそれは暴力を持って変わる例のほうが圧倒的に多いからだ。民族同士の対立も歴史をさかのぼるし、反アメリカ感情も根強い地域だ。

すんなり、ハイ負けました 今まの私達が悪かったです あなたに従います ってなるとでも思ったのか・・・・・・思ってそう。

これは西の悪い癖だ。投票箱を設置すればいいと思っている、サダムを捕まえればいいと思っている、オサマを捕らえればいいと思っている。そういう考え方をしてそうな人間に権力を持たせていいはずがない。戦争をチェスのゲームと勘違いしているからだ。俺は駒ではない、相手も駒ではない、俺達は人間だ。

こんな事を主張してる自分が悲しくなる。
posted by とうごサン at 20:36| ロンドン ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年03月13日

笑い事ではない

皆さんは知っていますか?

「Good!!」という表現の仕方の一つに親指を立てるというのがありますよね?西洋文化圏ではしょっちゅう使います。ハリウッド映画の英雄が無言でヒロインに向かってやる仕草です(しないって?)最近これを映画でない身近なところでよく見ませんでしたか?


そう、イラクの子供達が米英兵に向かってやたら必死に同じことをしてます。この映像は西洋の人々の心に響きました。感動的でもあります。報道陣は同じ映像を繰り返しブラウン管にながし続けます。

「何かと問題が多かったこの戦争、でも子供達はこんなにも喜んでいるではないか!!!」

ブレアもブッシュも当初の侵略目的のWMDはどうでもいい、われわれがイラクに行った事でこんなにも多くの人々が喜んでるではないか!!・・・にいきなり主張を変えた。


でも、これ

落とし穴があるんです

しかも致命的


この表現西洋では「Good!!」、でもアラブ圏では実は中指を立てるのと同じ意味なんです。要するに「F*ck you!!」という意味。アラブ人の友達からの情報です、何人かに確認しました。


・・・・・・関係ない俺が恥ずかしくなる


米英兵はそんなことも知らずにおーはしゃぎ。そしてこの一見友好的な社会の統治にとりかかったら抵抗をうけるばかり。

ん? 
え?  
何が起きてるんだ? 状態

・・・・

文化の違いって怖い。皆さんも恥をかかないためにも気をつけましょう。
posted by とうごサン at 14:49| ロンドン 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | イラク関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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