2004年04月12日

■宮沢賢治


    雨ニモマケズ

  雨ニモマケズ
  風ニモマケズ
  雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
  丈夫ナカラダヲモチ
  慾ハナク
  決シテ瞋ラズ
  イツモシヅカニワラツテヰル
  一日ニ玄米四合ト
  味噌ト少シノ野菜ヲタベ
  アラユルコトヲ
  ジブンヲカンジヨウニ入レズニ
  ヨクミキキシワカリ
  ソシテワスレズ
  野原ノ松ノ林ノ陰ノ
  小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
  東ニ病気ノコドモアレバ
  行ツテ看病シテヤリ
  西ニツカレタ母アレバ
  行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
  南ニ死ニサウナ人アレバ
  行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
  北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
  ツマラナイカラヤメロトイヒ
  ヒドリノトキハナミダヲナガシ
  サムサノナツハオロオロアルキ
  ミンナニデクノボートヨバレ
  ホメラレモセズ
  クニモサレズ
  サウイフモノニ
  ワタシハナリタイ

             
             宮沢賢治


国語の成績がかなり下のほうだった俺が言うのもなんだが、いい作品はふれるたびに形や色を変えて心に残るものだ。これはそう言う数少ない作品の一つだと思う。

                
                 今回はどう残った?



posted by とうごサン at 21:50| ロンドン ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日はお返事コメントありがとうございました。

とうごサンのおかげで、久しぶりに
宮沢賢治を想い出し、触れる事が出来ました。
ありがとうございます。

私も今日は勇気をもらえるような言葉を
探しておりまして、下記の歌を見つけました。

 裁判所より帰りておそく食う飯の
      つめたく堅く歯に泌みるなり
 人と人と殺戮しあう悲惨さを
      ラジオは誇る如く告げおり
                渡辺 順三

私などが想像出来ないような弾圧があったと
思われる当時、この歌を書いた渡辺氏を忘れずに
真実を見定める努力をしたいと思いました。
Posted by heteheete at 2004年04月13日 00:13
夜勤明け。朝から泣きました。
Posted by kazz at 2004年04月13日 09:28
>heteheeteサン
民主主義の父ミルはこう言っています「一人の人間を除いてすべての人があることに同意をしても、その一人に全体の意見を押し付けてはいけない」と。また彼は「唯一できることは議論を徹底的にする事であり、そうした上で多数決をとる事だ」そうしたら「絶対多数の、絶対幸福が得られる」と続けています。

勇気とは他人を認めることだと思います。ただ、それをするのが人間もともと下手なようで(苦笑)ミルのような人が考えたのが民主主義というシステムだと思います。

僕はこの信念に基づきこれからも様々な方々と意見を交わしていきたいと思っています。

>Kazzサン
夜勤お疲れ様です。よく表現はできませんが、今必要なのは「雨ニモマケズ」の全体に漂う雰囲気だと思います。政治、利益、権力、名声・・・こういったものを抜きにした一人の人間としての。
Posted by とうごサン at 2004年04月13日 13:21
ちょうど、なぜかふと「銀河鉄道の夜」を思い出してた時期でした。
たまたま(こわい偶然)賢治の世界でつながってしまいました。
ごめんなさい(笑)

大学入学当時、ひたすら賢治をむさぼっていたもので…
(この前日本に一時帰国した際も、友人から一冊たくされた)

賢治はリアリスティックじゃない、と避ける人がいた。
じゃあ、ドリーマーだと誰が言い切れる?

政治風刺もほのめかし、予知を含めた科学的考察も可能な、それでいて死と生の淵まで迫った、
それでもなお「あたたかさ」を残した彼の作品が、また再考されるべきなのかもしれませんね。
Posted by Yoshi at 2004年04月13日 19:04
なんだろうね、俺も「ふと」思ったのよ。
君がそんなに宮沢賢治通だとは知らなかった、
今度詳しく聞かせておくれ。楽しみにしてる。
Posted by とうごサン at 2004年04月13日 20:38
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック